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子育てのこと

「ふよぬけ」を読んだ感想。モラハラに気づかないフリをする専業主婦

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ママの求人というサイトに「ふよぬけ」という漫画が連載されています。

最近、この漫画の第4話が更新されました。

わたしはこの漫画を読んで、主人公の夫に対する怒りにも近い感情と、「わたしも同じ状況です」と話す専業主婦の女性が多いことに悲しみを覚えました。

今日は、そのことについて書いていきたいと思います。

※この漫画はフィクションで、まだ連載の途中です※

作者さんやサイト運営側の意図とは違う目線でこのお話を読み、勝手な感想を抱いてしまったかもしれません。
ご不快に思われた方がいたら申し訳ないです。

それでも、いち主婦、いち妻、いち母親としてわたし自身が思ったことを書きました。
その旨、ご理解頂ければ幸いです。

「ふよぬけ」を読んで感じた違和感

「ふよぬけ」は、専業主婦の主人公が、家事や育児に全く協力的でなく思いやりのない発言も多い夫ツトムから、社会的・経済的な自立を目指すべく奮闘する過程を描いた漫画です。

連載されているサイトが「ママの求人」とのことですので、

“自分が置かれている環境から抜け出したい専業主婦は仕事をすることで自立し、精神的にも物理的にも経済的にも自由になりましょう・・・”

というメッセージが何となく見え隠れします。

もちろん、専業主婦は金銭を稼いでいないことで、社会のなかで弱者として扱われることは事実です。

そして、専業主婦をやっているとどこかで

  • 社会の外にいるような孤独感を感じる
  • 報酬を得たり人に感謝されるなど、仕事としてのやりがいが欲しい
  • 外で働いていないことの劣等感がある

 

というのも理解できます(わたしもその気持ちがあるから在宅ワークを続けているのかも)。

でも、この「ふよぬけ」のお話は、専業主婦には力がないことや、専業主婦が仕事をしたいという気持ちを持つことと混ぜちゃいけない要素が含まれていると感じたんです。

それは、夫ツトムのモラハラ、精神的DVとも言えるくらいの主人公に対する暴言です。

途中、夫が主人公に働くことを促し、主人公はパートの仕事を始めます。

でも、夫は主人公にねぎらいの言葉をかけるどころか「最近部屋汚いよね」と言い放ち、少しでも家事育児に協力して欲しいと懇願する主人公に「その稼ぎでは共働きとは言えない」と突き放します。

すごい酷いことを言われているのに、何となく「わたしには力がないから抗えない(⇒だから自立しよう)」のようにお話が進むのです。

正直、わたしはこのお話の問題点が「主人公が専業主婦で経済的に自立していないこと」ではなく「夫が最低過ぎること」だと感じました。

 

よく見かける専業主婦に対する「誰のおかげで生活してると思ってるんだ」

「誰のおかげで生活してると思ってるんだ」

これ、世の中のクソ夫が専業主婦に対して放つ最低のひとことです。
専業主婦といってもいろいろな人がいるでしょうから、もう言われても仕方ないような人もいるかもしれません。

ですが、ほとんどの専業主婦は上司や同僚に認められるわけでもなく、もちろん金銭的な報酬もない中で家事や育児に奮闘しています。

家事をメインでやったことがない人は分からないかもしれませんが、日々の家事はただひたすらマイナスをゼロに戻す作業

もし、あなたの家の洗面所で問題なく水が流せるなら、誰かが洗面所の排水溝をこまめに掃除しているはずです。

こういうことの積み重ねだから、大したことやってないと思われがちなのが家事。

そこに育児が加わるともう大変。一日中「ママー!!!!」と呼ばれるので相手をしなければなりません。家事をしたくとも思うようにできない、これが現実です。

そんな中で部屋が散らかり、誰よりも片付いた部屋で暮らしたいのは専業主婦である本人なのに、クソ夫から責められてしまう。
そしてちょっと口答えをすると、あの最低なセリフ「誰のおかげで生活してると思ってるんだ」を吐かれてしまうのでしょう。

このセリフ、まじで最低です。

「俺のサジ加減でお前は生活できなくなるんだぞ」って脅してるのと同じ。

(夫には絶対にこんなこと言って欲しくないです。)

モラハラされていることに気付かない?専業主婦だから気付かないフリをしているだけ?

夫婦の間で「子どもが○歳までの間は、生活費を稼ぐのは夫の役目、夫がいない間の育児や家事全般を担うのは妻の役目」とよく話し合いができていれば、お給料は夫婦2人で稼いだお金という認識になるはずです。

そういう前提で専業主婦をしているのに、「誰のおかげで~」とか「俺と同じくらい稼いで来いよ」と言う夫は、ただのモラハラ野郎です。

モラハラって言うと大げさに聞こえて「うちの夫はいいところもあるし」とか言いがちなんですが、自分と結婚してくれて、自分の子を産み育ててくれた妻に「誰のおかげで~」なんて、モラハラという言葉がなくてもただのめっちゃイヤな奴。

「俺と同じくらい稼いで来いよ」って言うけど、女性は妊娠と出産でキャリアが断絶してしまうことが多く、「ふよぬけ」の主人公もそうであったように、夫の転勤に帯同するために仕事を辞めざるを得ないこともあります。

そもそも、今の日本社会は同じ仕事をしていても男性と女性で賃金の差が出やすかったりもします。

その辺のことも全く考えずに「俺と同じくらい稼いで来いよ」なんて言う人、もう最低です。

「ふよぬけ」は主人公が自立することで問題を打破しようとしています。もちろん、仕事や自立も大切です。
でも、一番重要なことから目を反らしているようにも見えて、同じ女性としてもどかしい

夫との関係を見直さないと!!!って

対話が足りないのか
夫自体がおかしいのか

実際問題、こういうタイプの夫は、妻が働いたとしても何も変わりません。また別の何かを見つけて相手を傷付け続ける。

だから、このお話、主人公が働くことで万事解決ってならなくない?って。

この漫画について、「自分も同じような経験をしている。だから専業主婦はイヤだ」とツイートしている人もいました。

でも、本当に専業主婦であること、夫の扶養に入っていることが問題なんでしょうか。

家庭それぞれに事情があると思うから、あまり強くは言えませんが

モラハラされていることに気付かないフリ、していませんか?

夫からモラハラされていた経験がある女性が、以前こんなことを言っていました。

“自分にも悪いところはある
自分さえ我慢すれば上手くいく
本当は夫が正しいのかもしれない
ただの自分のワガママなんじゃないか”

こんな風に思ってしまうって。

でも、ちょっと冷静に考えると

つーか、何で専業主婦になったのか、

お前のサポートと、お前の子どもを育てるためだよ!!!!!

お前が子を置いて安心して仕事に行けるのは、わたしが家事と育児をしてるからだろ!!

ってなりません?

「ふよぬけ」に出てくる夫ツトムは、こんなことも言っていました。
「主人公が家事育児を怠けることがないように、俺がビシっと監督している」と。

もう、これって夫婦なのに対等じゃありませんよね。
どんな事情があるにせよ、こんなこと言われる筋合いありません。悪いのは相手で、あなたではありません。

自分のことは、自分が一番大切にする!!どんなことがあっても他人が自分を傷付けるのを許すな!

ここからは、漫画とは関係なくわたしが思ったことです。

夫からのモラハラを受けている人も、実際に専業主婦で肩身の狭い思いをしている人にも、もっと自己肯定感を高く持って欲しいです。自分を大事にして欲し

だって、もし自分の子どもが誰かから傷付けられていたら、いてもたってもいられなくなりません?
胸が苦しくなりません?なんとかして助けてあげたいって思いません?

それと同じくらい、自分のことも大切にして欲しいです。

誰かが自分を精神的・肉体的に傷付けることを、決して許してはいけません。

相手が夫でも許さない。何があっても自分で自分を守ってあげる。自分のことは自分で幸せにする。
本当は気付いているのに気付かないフリをして、自分が傷付く環境に自分を置かない。

モラハラはとにかく相手が悪いんです。自分は悪くない。

このことをベースに、よく話しあって関係を改善する努力をするのか、別れる準備をするのか、とにかく自分が幸せだと感じられる人生を、自分の力で選んでください。自分で選ぶ、その過程で必ず強くなれるから。

長くなりました、読んでくださりありがとうございます。

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